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秋刀魚25〈當設計成為一種行動〉デザインがアクションになるとき

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秋刀魚 発行:黒潮文化(台湾) *中国語繁体字・日本語訳なし ーーーーーーーーーー 台湾で刊行される〈日本紹介雑誌〉「秋刀魚」。 台湾視点で特集される「日本」は普段見ている景色にまた違った印象を与えてくれます。 特集テーマも「京都の宿」や「グッドデザイン賞」などスタンダードなものから、「カレー」「コンビニ」「ガチャガチャ」「ラーメン」などのニッチな文化、はては、「下北沢」や「東北」、「香港で見つけた日本」などそこ?という地域特集まで。 言葉はすべて中国語繁体字ですが、紙面の雰囲気は楽しむことができますし、漢字をメインに据えたレイアウトの参考などにも。 もちろん、最近台湾に行けておらず実物が買えない方にも。 誌面サンプルは公式サイトをどうぞ。 (サイト)http://qdymag.com/news/240 (日本語紹介文) 2018年夏、「ヒートアイランド現象」で東京の気温は摂氏40度の大台を突破した。建築家の安藤忠雄は15年前から危機を予見し、ゴミで埋め立てた東京湾の島を「海の森」として生き返らせて風の道を作るための募金活動を発案し、これまで24万本を植樹してきた。いま、「海の森」は文字通りに海上の森林となり、2020年東京オリンピックの水上競技場として使われ、その後は一般開放される予定である。 この植樹プロジェクトは日本で最も成功した「社会運動」と言われているが、壮大で先を見通した都市計画が推進されている一方で、最近の日本では、多くのクリエーターたちがイラスト、プロダクト、建築といった正統派デザインの枠を飛び出し、専門家として、多彩なアングルから社会に関心を向け、人々に「社会を変える」という価値観に触れる機会を提供しており、活動の視点はミクロ化、日常化している。「プレ2020年デザイン3部作」シリーズ第3弾では、日本人デザイナーが社会へと関心を向け、「ソーシャルデザイン」について大いに問いかけているトレンドに注目し、アート、ライフスタイル、子育て、障がい者、ビジュアル、防災、高齢者、飲食、体験の共有、循環型デザインといった幅広い面から、デザイナーたちが推し進める「よりよい暮らし」の成功事例を読者と共に掘り下げていきたい。 表紙は、誰もが知っている非常口マーク。デパート火災で多くの命が失われたことをうけて、80年代に非常口を示すマークの視認性を高めるために新たなデザイン が公募され、炎の赤色の補色となる緑色のピクトグラムが駆け抜けている小谷松敏文のデザインが採用された。日本全国の非常口マークがこれで統一され、1987年には国際標準となり、全世界の非常口のシンボルとなった。走る人の姿をアイコン化しただけだが、世界中の危険が潜む場所から出口へと誘導し、数えきれない人を救ってきた。 日本人デザイナー太刀川英輔によると、「自分の専門領域を通して、社会を変える方法を提供できれば、世界には無数のクリエーターが誕生する。」一人ひとりが自分の世界で「デザイン」という「行動」を起こす。元ITエンジニアの小林せかいは、前代未聞の「まかない」という仕組みで運営される「未来食堂」で業界の常識をくつがえた。テレビディレクターの小国士朗は、認知症を抱える人がウエイターをする「注文をまちがえる料理店」で、認知症にまつわる社会問題に対する認知を喚起した。クリエイティブユニット「SPREAD」は、15年にわたり世界各地の人々の暮らしぶりを色のテーピングによって記録しているだけでなく、東日本大震災の被災者に立ち直るための希望とパワーをもたらしている。いずれも、デザインというコンセプトから切り開かれた無限の想像力であり、行動が加われば、心の中に思い描いた未来の姿を作り出せるのだ。 15年前に安藤忠雄が植樹したように、私たちは15年後の人々にどんな森林の光景をもたらせるのか、考えてみたい。

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