秋刀魚21〈大人的學校〉大人の学校
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秋刀魚21〈大人的學校〉大人の学校

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秋刀魚 発行:黒潮文化(台湾) *中国語繁体字・日本語訳なし ーーーーーーーーーー 台湾で刊行される〈日本紹介雑誌〉「秋刀魚」。 台湾視点で特集される「日本」は普段見ている景色にまた違った印象を与えてくれます。 特集テーマも「京都の宿」や「グッドデザイン賞」などスタンダードなものから、「カレー」「コンビニ」「ガチャガチャ」「ラーメン」などのニッチな文化、はては、「下北沢」や「東北」、「香港で見つけた日本」などそこ?という地域特集まで。 言葉はすべて中国語繁体字ですが、紙面の雰囲気は楽しむことができますし、漢字をメインに据えたレイアウトの参考などにも。 もちろん、最近台湾に行けておらず実物が買えない方にも。 誌面サンプルは公式サイトをどうぞ。 (サイト)http://qdymag.com/news/192 (日本語紹介文) 松浦弥太郎といえば、今やたくさんの人から〝丁寧な暮らしの伝道者〟と呼ばれる文筆家だ。彼は若い頃、高校を中退してアメリカに渡った。自分の居場所を探しながら、道端でオールドマガジンを売り、移動書店「m & co. booksellers」(エムカン)を設立した。そうした経験は、今の日本が「丁寧な暮らし」に向かう道とつながる。人生についての考えは、彼の、初期の数冊の著作に色濃く現れている。何より私にガツンと響いたのは、20代はじめに帰国して「ただブラブラしていた」頃の彼だ。自分の見聞きしたすべてを生かしながら、輸入書籍が普及していなかった頃の日本で、本や雑貨を見つけることで生計を立て、本のセレクトを生業にした。そうして、のちに日本のクリエイティブ業界で職業カテゴリにも影響を与える存在になった。 彼の来し方の記された著作を読むと、信念が伝わるだけではない。「働くこと」に対する概念までもがひっくり返されてしまう。でも、その信念こそが、波紋となって社会へと広がっていき、知らず知らずのうちに職業のあり方を変え、あるいは21世紀はじめの日本に大量に現れた「フリーランス」にも影響して、今の日本のカルチャーを形づくっているのだ-そう思えてならない。 台湾では近頃、クリエイターが増えてきた。「職業」という意味の差はあっても、1人とか、チームで働き、会社組織には属していない。少し前の日本と同じだ。台湾は今、求人サイトの職業カテゴリにはない、「その道のプロ」という名のフリーランスを生み出した日本と同じ道を歩いているのだ。あの頃の松浦弥太郎と同じように、自らの働き方を生み出しながら。 台湾と日本の情報伝達の時差がゼロになった今、『秋刀魚』はこの秋、人生計画を念頭に置いた「大人の学校」を開くことにした。今回、お話を伺ったのは台湾と日本でクリエイティブな働き方をする10人の方々だ。いわゆる学校という場所ではお目にかからないに違いない。それぞれ、オリジナルの経験をもつ先生だ。中でも『圏外編集者』の著者、都築響一さんは「ロードサイドこそが私の教室です」と語っている。話を聞き終えた今、大人というのは、とことん誰かのためを貫くものなのかもと思い始めている。 さて今号は『秋刀魚』が初めて試みるテーマ、人生だ。これは、台日カルチャーの狭間に出てきた流れと言っていい。The Unicorn Reading Project(獨角獸計畫)発起人の李さんは「たった1人で世界を変えるのは無理かもしれないけれど、その1人の行動が波紋となって別のどこかへたどり着くことは、決して無駄ではないはず」という。10人のクリエイターの記事を読んだ方が、わずかでもインスピレーションを感じ、たとえ70歳を過ぎても学び続けていることを願って、今号をお届けする。