秋刀魚22〈台日恋愛 LOVELOVE〉
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秋刀魚22〈台日恋愛 LOVELOVE〉

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秋刀魚 発行:黒潮文化(台湾) *中国語繁体字・日本語訳なし ーーーーーーーーーー 台湾で刊行される〈日本紹介雑誌〉「秋刀魚」。 台湾視点で特集される「日本」は普段見ている景色にまた違った印象を与えてくれます。 特集テーマも「京都の宿」や「グッドデザイン賞」などスタンダードなものから、「カレー」「コンビニ」「ガチャガチャ」「ラーメン」などのニッチな文化、はては、「下北沢」や「東北」、「香港で見つけた日本」などそこ?という地域特集まで。 言葉はすべて中国語繁体字ですが、紙面の雰囲気は楽しむことができますし、漢字をメインに据えたレイアウトの参考などにも。 もちろん、最近台湾に行けておらず実物が買えない方にも。 誌面サンプルは公式サイトをどうぞ。 (サイト)http://qdymag.com/news/206 (日本語紹介文) テレビの前でじっと待ち構え、日本のドラマを追いかけたあのころ。恋文を書いて告白するみたいに、タイミングを見極め、あるときは泣きあるときは笑い、見逃すまいと必死だった。トレンディドラマの黄金期になんとか間に合った青春真っ只中の若者は、まだ見ぬ「恋愛」というものをドラマのストーリーに見い出したものだった。『Summer Snow』の堂本剛はお決まりのパターンで愛のためにヒロインの広末涼子に命を捧げ、「純愛」は夢見る10代の憧れになった。『プライド』の木村拓哉はよその男と駆け落ちした母に捨てられたことで、二度と愛を信じることができない。心にもない憎まれ口を叩いてしまう苦い恋は、ティーンエイジャーの愛に対するねじれた渇望だ。成人しても精神的に大人になるまでには、さまざまな年齢の女性の愛の姿を描く『東京女子図鑑』にしっかり影響を受けた。平成30年間の日本のドラマを眺めてみると、日本社会の移り変わりがぎゅっと濃縮されているだけでなく、「愛」に対する日本の人々の価値観がしっかりアジア各地に浸透していることがわかる。魅力的な都市は、ラブストーリーがあるからこそ人を引き付けるのだから。 それぞれが見たドラマや印象に残ったシーンは少しずつ違うのかもしれない。しかし、二人の世界に刻まれる関係性は、日本文化の核心にふれる最高の教科書だ。亭主関白の男性と淑やかで控えめな女性といったステレオタイプのパターンで記憶が止まっているうちに、日本はすでにコンパざんまいの世代から「さとり世代」へと移り変わり、「愛」を追い求めることすらあきらめていた。それならば、台湾と日本の恋愛観の違いを見れば、双方それぞれの文化の特徴をつかめるのではないだろうか。というわけで、今号は恋愛観から台日国際カップル、恋に影響を及ぼした日本のドラマ、音楽、ファッション、異性間の身体的コミュニケーションまで、あらゆる面から分析してみた。すると意外なことに、文化交流が行き来が盛んな台日間においては、もはや恋愛、金銭、あるいは生活の価値観はだんだん垣根がなくなってきていることがわかる。「出身地」を問うよりも、2人の関係の中でいかに自分を大切にするか、いかに常日頃から愛情を口にするかがより重要となっているのだ。 たくさんの台日カップルと向き合ってみた結果、2人の間には国境はなく、互いに寛容な心で学びながら過ごすしかないのだと確信した。日本の女性はやさしく台湾の男性を手なずけ、日本の男性は台湾の女性に適度な自由を与えて日本の暮らしのストレスを和らげる。一方で、台湾の男性は寄り添い守ることで日本の女性の心を溶かし、台湾の女性の自立心と自主性が日本の男性の習慣を変えていく。国際恋愛の中では、文化の違いは視野を広げるめがねとなったり、恋愛のスパイスになったりする。今年後半、すべての人の愛の平等をめぐり大きな試練を迎えた。ある人は喜び、ある人は傷付いた。今回、特別に日本で台湾の同性婚推進に注目するLGBT団体を訪ねた。より保守的な日本社会とは対照的に、台湾は果敢に対話や異なる価値観の表明を試み、インクルーシブな社会の実現に挑んでいる。この動きは以前からアジアに波紋を及ぼしている。私たちはもっと自信を持っていい。目標までにはあとひと踏ん張りが必要だけれど、この世界には、私たちには、愛がある。 冬を迎え、この「愛」をめぐる特集号を台湾への恋文として届けたい。どんなジェンダーでも、どんな年齢でも、シングルでも愛する人がいても、私たちの愛の表現のしかたは、私たちみなが誇りにするべき価値があるのだから。