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表紙「男の子(ジャック)」
¥2,200
残り1点
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表紙「女の子(ジル)」
¥2,200
残り1点
秋刀魚40〈大人的可愛 大人の可愛さ〉
発行:黒潮文化(台湾)
*中国語繁体字・日本語訳なし
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台湾で刊行される〈日本紹介雑誌〉「秋刀魚」。40号は「大人的可愛 大人の可愛さ」。
秋刀魚、今回のテーマは「日本の可愛さ」です。昭和から令和まで、雑誌からコ・ブランディングまで、線の描き方で日本の「可愛さ」を定義する!
約50年にわたる「OSAMU GOODS」は、イラストレーター原田治の作品として、優しさと癒しをもたらし、日本のイラスト文化の発展に重要な役割を果たしました。「OSAMU GOODS」が初めて台湾を訪れ、『秋刀魚』は原田治の芸術の歩みを詳しく紹介します。本号では、デザイナー服部一成、西部亜由美、そしてPALETTE CLUB SCHOOLの原田綾などの視点から、「OSAMU GOODS」の可愛らしい魅力について詳しく紹介します。
今回は二つのカバー!
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台湾視点で特集される「日本」は普段見ている景色にまた違った印象を与えてくれます。
特集テーマも「京都の宿」や「グッドデザイン賞」などスタンダードなものから、「カレー」「コンビニ」「ガチャガチャ」「ラーメン」などのニッチな文化、はては、「下北沢」や「東北」、「香港で見つけた日本」などそこ?という地域特集まで。
言葉はすべて中国語繁体字ですが、紙面の雰囲気は楽しむことができますし、漢字をメインに据えたレイアウトの参考などにも。
もちろん、最近台湾に行けておらず実物が買えない方にも。
バックナンバーはこちら
https://habookstore.shop/?category_id=6044ab3f2438605725639047
サンプルは公式サイトもどうぞ。
(サイト)https://qdymag.com/news/485
(出版元サイトより・今号の紹介文)
喜びにも悲しみにも
インスパイアされる人生
今日のレトロはかつての流行りではあるが、昭和、平成、令和まで跨いだOSAMU GOODSは「一足先にレトロな流行り」だ。このイラストをグッズ化し、商業的成功を遂げたブランドは、娘にセンスの良いプレゼントをあげたい気持ちから生まれたという。日本のイラスト業界を変え、多くのファンクラブメンバーを抱え、主にグッズ開発をしているブランドだけど、商業的な距離感はなく、親しみやすい。ブランドデザイナーを務めてた西部亜由美さんはこう話してた、「泣いたり笑ったりする、OSAMU GOODSは人間味溢れるブランド」でハッとした。
ずっと完璧な笑顔をするキャラクターと比べて、OSAMU GOODSのキャラクターたちは私たちの兄弟のよう、または私たち自身のようだ。かわいいはもちろん、気持ちの反射としてもいてくれている。等身大だからこそ、創立して50年近く経った今でも、はじめましてなのに、お久しぶりと感じるファンを増え続けているのだろう。
特集「大人のかわいい」は、OSAMU GOODSの起業メンバーから、「原田治のOSAMU GOODS展」のキュレーションメンバーや、1970年代から活躍しているデザイナー、イラストレーター、絵本作家たちまで、彼らのかわいいを育む、探究の道のりを訪ねた。2017年にお亡くなりになっても、原田治は築地のイラストスクール「PALETTE CLUB SCHOOL」を残し、イラスト業界を変える次のクリエイターを育つ役目を担い続けている。大人のかわいいを語るには、個人のセンスについても深掘りしないといけない。特集の後半は「大人のかわいい部活」でコレクターたちの「部活動」にフォーカス。豆盆栽、プリン、ナチュールワインなどなどは大人の癒し、少し苦みのあるかわいいコレクションだ。また、イラストレーター爽爽貓(そうそうねこ) by SECONDと紅林(ホリー)による、台湾のイラストグッズの元祖凱西から大人気キャラ馬來膜まで、イラストに対する思いと想い出いっぱいの対談も必見だ。
今回の特集のおまけとして、インタビュイーたちに「かわいいとは?」を聞いてみた。そしたら街角の雑草や、人の素直の気持ちや、夢を追う自分など、答えがさまざまだった。原田治の名言「『かわいそう』と『かわいい』は紙一重の関係なのでしょう。」のように、不機嫌なときだってかわいいかもしれない。泣き虫のベティよ、靴の片方をなくしてしまたって大丈夫、きっと見つかるから。すべての喜びも悲しみも、私たちに「かわいい」をインスパイアしてくれることであるように。