秋刀魚39〈第二種人生・日本移住/兩點生活 素敵な、My Second Life!〉
発行:黒潮文化(台湾)
*中国語繁体字・日本語訳なし
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台湾で刊行される〈日本紹介雑誌〉「秋刀魚」。38号は「第二種人生・日本移住/兩點生活 素敵な、My Second Life!」。
ワークスタイルの変化と、個人の営みを大切にすることで、ライフスタイルとともに変わって行く、居住のさまざまな可能性が生まれた。近年、日本政府は移住を支援し、二地域居住も補助していることもあり、都市に暮らす人々に新しい場所を、地方には新たな人の動きが生み出されている。
今回の「秋刀魚」は「移住」と「二地域居住」をテーマにして、生活の仕組みをもう一度考えます。そして、一緒に自由に「暮らしの形」を作りましょう!
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台湾視点で特集される「日本」は普段見ている景色にまた違った印象を与えてくれます。
特集テーマも「京都の宿」や「グッドデザイン賞」などスタンダードなものから、「カレー」「コンビニ」「ガチャガチャ」「ラーメン」などのニッチな文化、はては、「下北沢」や「東北」、「香港で見つけた日本」などそこ?という地域特集まで。
言葉はすべて中国語繁体字ですが、紙面の雰囲気は楽しむことができますし、漢字をメインに据えたレイアウトの参考などにも。
もちろん、最近台湾に行けておらず実物が買えない方にも。
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サンプルは公式サイトもどうぞ。
(サイト)https://qdymag.com/news/464
(出版元サイトより・今号の紹介文)
将来の私たちのため理想生活のマップを描く
日本での地方創生活動は開始が早く、少子化と高齢化の難題が続々と発生し、「関係人口」、「二地域居住」などの再生計画が実施されるようになりました。私たちは二線や三線都市をインタビューでよく訪れ、多くの地方コミュニティーと接触し、現地住民がどのように熱情と新しいアイデアより地域に活発さを運び入れたか体験しました。これらの小さな感動が大面積の育成地となり、心の中で発酵します。また、これらは群衆の力を一致団結にさせる必要があり、長い道のりでありながら、重いミッションでもあると考えます。
コロナ後の東京は多方面において柔軟性が増え、より円滑になったように感じられます。仕事上ではリモートワークの可能性を受け入れ、生活面では各自のニーズを探索する自由度が増しました。日本政府は「東京一極集中」の課題に注目しているが、人々は家に閉じこまれるようになってから、人生を考える時間が多くなったことに気づいていません。「帰郷」の出発点よりも、私たちの世代の「故郷」は家庭からの束縛ではなく、「どこで生活する」か選択できるようになりました。日本のクリエーターの移住経験か、自分の根をどこにはるかを努力して探しているという様子も見るし、海辺だったり、山の横だったり、ゼロから自分の理想の家を築きます。これは建築物の坪数と関係なく、経済収入とも関係なく、皆さんが面しているのは次の10年や20年にお金では買えない可能性を有することです。
「あの海辺の友達の家に行きたいな」。このきっかけが「観光地から感動地へ」となり、あの育成地を潤う力となります。帰郷の重荷を肩で背負う必要もなく、定年後でなくても第二の人生を再起できる、それは何時でも「人生リブート」できます。このきっかけから、本期の編集部は日本各地でセカンドライフを所有しているクリーエーターを全力で網羅しました。「移住」と「二拠点生活」の本質に戻り、食材を探し求めて長崎に定住したシェフ、アイデアのインスピレーションを探し求めて沖縄に移住した芸術家、更には旅行を真に楽しむ為に東京と山梨の二拠点生活を始めた銀行家などをインタビューしました。彼らにはある共通点があります。それはインタビューの時の満面な笑顔でした。移動と生活のリセットに大変さはつきものですが、家に帰ったとき、「決心した」ことで生まれる自由と満足は本当に「素敵な」。
私の居住地は丁度両親の家と隣接する旧家です。裏山にはタケノコや梅が栽培されています。時には旬の野菜も栽培しています。今回、我々とたくさん語っていただいた「人生の先輩」の方々に感謝します。隠しなく1日の生活模様を見せ、彼らが朝早く起きて散歩したり、時々農業と狩りをしたりする。仕事と家を往復する道のりで、自分と過ごす時間が増え、寝る前に家族や家猫と過ごせる時間も増えました。このようなセカンドライフが人々のモチベーションを高め、そしてより幸せな人類にさせるのだろう。
この夏は、裏山に散歩して筍を収穫し、次の段階の理想生活へ一番フレッシュで甘い味をささげたいと思います。