『製本と編集者』
編集・構成:笠井瑠美子
出版:十七時退勤社
A5判並製/本文108頁
本体価格:1,200円
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三人の編集者へのインタビュー。それは仕事の成果や経験を明らかにするものでは(おそらく)なく、幼少期の本との出会いや遊びから、その人たちがなぜ、どういう気持ちで、いまこんな本を作っているのか、を丁寧に浮かび上がらせていく。
インタビュアーの質問を排した「語り」の編集も良い。
末尾に自分が編集担当した思い入れのある本を、解体して見る企画、も収録。
開きの良い、少しだけA5よりも縦が短い(横長)の判型にて。
(以下出版元の案内より抜粋)
〈製本の現場から、三人の編集者へ問いかけるこれからの本についてのインタビュー〉
加藤木礼
一九七八年生まれ。東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了。二〇〇五年新潮社入社。十七年ちょっと文芸書と文芸誌を担当したのち、二〇二二年秋から個人出版社palmbooks(パームブックス)として活動をはじめる。一冊目となる赤染晶子さんのエッセイ集『じゃむパンの日』を二〇二二年文学フリマ東京秋で初売り後、全国書店で順次販売予定です。
友田とん
一九七八年京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、大学院で数学(トポロジー)を専攻し博士(理学)を取得。企業でIT関連の研究開発に従事する傍ら、二〇一八年に『『百年の孤独』を代わりに読む』を文学フリマで発表。ニ〇二一年に独立。『うろん紀行』(わかしょ文庫)、『アドルムコ会全史』(佐川恭一)、文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行。著者に『パリのガイドブックで東京の街を闊歩する』シリーズ、『ふたりのアフタースクール ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(共著・太田靖久、双子のライオン堂出版部)。
森本美乃里
一九九五年生まれ。奈良県出身。同志社女子大学表象文化学部英語英文学科卒業。児童書出版社、編集プロダクションを経て、フリーランスの編集者に。趣味は、散歩してお気に入りの木を探すこと。
『日日是製本』の既刊ほか、笠井さんの関連書はこちら↓
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