『はざまにおいて 孤伏澤つたゐ作品集』
著:孤伏澤つたゐ
出版:本屋lighthouse
判型:B6版、並製。248頁
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『ああ、まだ生きてる。生きてるよ。』(本文P.12)
魚も鳥も船も。だれもが語りだす。その語りに耳を傾ける。
生きものや自然への、深い愛情を感じる中編小説集。
(以下、出版元の紹介文から引用)
息をするのが、すこし楽になる。
陸の世界を知りたい深海ザメとみんなの話が大好きな漁船、
小さな浜辺でシロチドリの観察に勤しむ作家、
近くにいるのに遠い旧友、
同人小説家を支えたい車屋。
目を凝らすだけでは見つけられるはずのなかった物語たちが、
ページをめくる指先で震える。
「まなざすこと」の危険性と可能性を熟考し、
躊躇しながらも真摯に綴り続ける著者の、
「物語」への畏敬に満ちた作品集。
――吉田育未(翻訳家)
「うん。魚もけものも、船も海も、みんなしゃべるんだ」
物語を聞き、集め、語り、綴る。
掴んだそばからこぼれおちゆくもの。
理解を拒まれるものと生きていくこと。
涯てのない旅路のはざまにおく、歓待と悼みの書物。
【収録作品】
海が帰る日
死を悼まない鳥たち
ともだちは、苦くてとおい
ある車屋の同人小説家についての覚え書き
【著者略歴】
孤伏澤つたゐ(こぶしさわ・つたい)
サークル・ヨモツヘグイニナで同人誌をつくっている。幻想文学・ファンタジー小説を主に書きながら、地方(地元)で生きるひとびとの生きづらさや連帯についての物語も書く。2018年『迎え火』で第2回Kino-Kuni 文学賞大賞、2020年『首輪とロマンス』でpixiv 百合文芸2佳作。2023年日々詩編集室から『ゆけ、この広い広い大通りを』を刊行。澁澤龍彥が好き。