『海のまちに暮らす』
著:のもとしゅうへい
出版:真鶴出版
判型:B6判、118頁
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大学を休学して、海の見える見知らぬ土地に移り住んだ作家のその最初の1年ほどで書かれたエッセイに、漫画、イラストを収録。
「見知らぬ土地に生活を立ち上げようとするとき、いつも少しだけ、前向きに淋しい」(p.113)
(以下、出版社の紹介文からの引用)
作家・のもとしゅうへいによる初のエッセイ集
イラスト、デザイン、詩、小説をはじめ、最近では漫画まで。
ときには自身で製本し、出版、営業までをも行う弱冠25歳の作家・のもとしゅうへい。最近では『ユリイカ』による現代詩の新人賞を受賞したことでも話題になりました。2022年の春から1年間、真鶴出版を手伝ってくれていたこともあり、このたび真鶴出版から初のエッセイ集を発売することになりました。のもとくんは、コロナ禍であった2022年、大学を休学し、東京を離れて真鶴に移り住みました。町の図書館でバイトし、畑を耕しながら制作活動を行っています。都市を離れ、真鶴という港町で、土を触りながら感じたこと。このエッセイ集には、日々の些細な生活の記録がさまざまな視点から描かれています。それぞれのエッセイには、描き下ろしの4コマ漫画や挿絵付き。装丁も、のもとくん自身によるものです。誰しもの生活を、やさしく肯定してくれるような一冊です。