

著:ヴァージニア・ウルフ
訳:片山亜紀
発行:エトセトラブックス
188×128×4mm
1000円+税
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「ウルフが本作品を構想したのは、一九二〇年九月、アーノルド・ベネットの評論『われらの女たちーー男女の不和をめぐる数章』が出版された際に、ジャーアナリズムを介してその内容を伝え聞き、強く反発したことがきっかけだった。どう評論には「男は女より優れているのか?」というタイトルの章があり、ベネットはそこで「知性において創造性において、男は女より優れている。創造的知性の領域では、男がたいていいつもやっていることでも女はやったことがなく、今後ともやれるようになるという徴候は、事実上まったくない」と断じたのだった(Bennett 1920:112)」
本書解説より抜粋。
“A Society” (1921)の全訳。衝動の短編。