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試行錯誤6(別冊代わりに読む人)

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『試行錯誤6 別冊代わりに読む人』 出版:代わりに読む人 判型:A6(文庫)判,100頁 ーーーーーーーーー 出版社「代わりに読む人」が刊行するリトルプレスシリーズ「un poco」の6冊目。ちなみに、どこから読んでも大丈夫。 どこかから迂回して、小説へ。試行錯誤の「実験室」さながら、連載陣に加えて今回は友田とんさんの小説も掲載されています。 なんとなくつながっているエッセイ「本屋に行く」が収録された『H.A.Bノ冊子』25号もおつけします。(といっても、当店通常の購入特典ですが) (既刊はこちら↓) https://stores.jp/search?q=%E8%A9%A6%E8%A1%8C%E9%8C%AF%E8%AA%A4&store=mardock (以下、出版元の紹介文より抜粋) 「(小説のなかに)分け入っていくには、まとまった時間の余裕や辛抱や信頼(しかも見ず知らずの人への!)というものが必要でしょう。またそれが自分に必要な小説かどうか、その時の自分と合うかどうかは、読んでみないことにはなかなかわかりません。そのようにして、人々の小説との距離が一層開いていっていると思います。/だからと言って、小説が必要なくなったということではまったくないと思うのです。おぼろげな記憶で恐縮ですが、かつて数学者の森毅は未来の社会では、ほとんどの仕事は機械が代わりにやってくれるようになり、人間は自然に囲まれた場所で詩だけを書いて暮らすようになるだろう、と書きました。当時から小説を書きたいと願っていた学生の私は、詩に小説を加えつつ、好きに創作して暮らす未来を、喜ばしいこととして受けとめていました。ところが、今私たちを取り囲む世界はめまぐるしく様変わりしていて、それを受け容れざるをえず、またさまざまなものと否応なく関わることを強いられている。確かに多くのことを機械がやってくれるようになったけれど、そこでは、むしろ詩や小説を創作しつづけていかなければ、取り巻く世界を自らの目で捉えられないような状況に置かれているのではないかと思うのです。」(巻頭言「小説へと向かう」より) 目次 ・巻頭言 友田とん「小説へと向かう」 ・わかしょ文庫 大関の書いた小説を探して③ 「ついに発見、「美人の薄命」!」 ・伏見 瞬 蓮實重彥論⑥ 「蓮實重彥はずっと同じことを言っているわけじゃない。」 ・スズキナオ 谷崎潤一郎のことを考えながら散歩する④ 「芦屋の砂浜で猫を見た」 ・陳 詩遠 なにがなんだか⑤「新米教員日記」 ・友田とん 「だいたいのアンザン」(短篇小説) 内容紹介 ◎ わかしょ文庫 大関の書いた小説を探して③ 「ついに発見、「美人の薄命」!」  大正時代の雑誌『國技』に大関の小説が連載されているのを見つけた。そこには強い大関像からは想像もできない、由緒正しい華族令嬢の恋愛が描かれていた。 ◎ 伏見 瞬 蓮實重彥論⑥ 「蓮實重彥はずっと同じことを言っているわけじゃない。」  1970年と1988年に蓮實重彥が書いた映画についてのテクストを比べ、価値基準や氏の特徴と信じられている文体の変化を示す。その違いを生んだ要因とは? ◎ スズキナオ 谷崎潤一郎のことを考えながら散歩する④ 「芦屋の砂浜で猫を見た」  谷崎潤一郎記念館を訪ねた著者は、近くに住む友人を誘って海辺へと散歩する。公園で猫の世話をする人を見かけて、谷崎のある小説を思い浮かべるが……。 ◎ 陳 詩遠 なにがなんだか⑤「新米教員日記」  マイペースで研究をやっていこうとしていたら突如教員になってしまった。ラボ運営に授業、研究費の獲得、合間を縫っての研究。めまぐるしい日々にも時折、小説的場面が訪れる。 ◎ 友田とん 「だいたいのアンザン」(短篇小説)  仕事で赴いた町で丘の斜面に並ぶ集合住宅の戸数を数える「私」は、最近暗算する能力が低下していることに気づく。通っているスペイン語教室の友人に打ち明けようとするが……。日常から数学へと至る「数学小説」第1弾。

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