『迂闊 in progress 『プルーストを読む生活』を読む生活』
著:丹渡実夢
出版:本屋lighthouse
判型:四六判並製、564頁
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『プルーストを読む生活』ですが、それはまた別の物語。
特定の本に寄り添われた、それ以外の本や生活の記録。その時、読んだ、見たことで想起された記憶や感情が、次々と流れてゆき、長い日々の中でそれは一つの形になる、ことは決してないのですが、それでも一つ一つの「まとまり」が、人間をの形をつくってゆく。
長い日記は、どこかでグンとドライブがかかる瞬間があるのですが、それがとても良いですね。読書のたのしみ。
(おそらく)PURで開きやすく柔らかい製本。あと、厚さのイメージ以上に、ずっしり重いです。圧縮。
(出版社の説明文より引用)
本を読む 思いだす プルーストのある日々
二十二歳の誕生日にマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』14巻セットをもらった著者は、迂闊にもプルーストを読む生活をはじめてしまう。
伴走(=併読)するのはもちろん柿内正午『プルーストを読む生活』だが、本家と同じく逸脱し、かつて読んだ本や観た映画、これまでの人生におけるさまざまなできごとを思いだし、また戻り、より重層的な思考と筆致になっていく。
そうして「プルーストを読む」ということが習慣になったとき。そこにあるのは回復と、その練習の日々だった――。
解説・柿内正午
巻末に「この日記の時期に読まれていた本」「この日記の時期に観られていた映画」のリストを収録。
絶え間ない思考の濁流のなかで、誰かを、わたしを想う。書くことも読むことも、すべてがわたしを作っていく。書いたことも書かなかったことも、すべてが血肉になっていく。いつだって、何かを思わずにはいられない。きっと何度でも、わたしは生まれ変わることができる。
僕のマリ(文筆家)
丹渡さんの度を越したインプット量にあてられて、もっと本が読みたくなったし、映画を観たくなってきた。
柿内正午(町でいちばんの素人)
本書はプルーストを1文字も読んだことがない私にも楽しく読めましたし、気がついたらプルーストを読み始めていました。
編集担当 関口竜平
【著者略歴】
丹渡実夢(たんど・みゆ)
2001年、千葉県生まれ。文筆、ライター、フラヌーズ。ミニシアターでアルバイトをしつつ、映画館で映画を見ている。ポケモンパンのミニ蒸しケーキいちごが好き。リアルサウンド映画部にて記事執筆。