『試行錯誤1 別冊代わりに読む人』
出版:代わりに読む人
判型:A6(文庫)判,56頁
ーーーーーーーーー
出版社「代わりに読む人」が刊行するリトルプレスシリーズ「un poco」。
まずは4名の作家が、試行錯誤しながら(おそらく一番試行錯誤しているのは編者ですが)、連載を続けていくもの。
ここから読み始めることも問題なく可能ですが、元々配信されていたメールマガジンを引き継ぐものでもあります。そのメールマガジンはPDFで購入可能、というありがたい仕様。
試行錯誤の行く末を、「1号」から見守れる、もちろんとても面白い、冊子の創刊です。
(以下、出版元の紹介文より抜粋)
『試行錯誤』は読む/書く人々の試行錯誤のための実験室です。文芸に新しい視点をもたらす著者のエッセイや批評を集めています。
目次:
・わかしょ文庫 大相撲観戦記 第一回
どうしてわたしは相撲川柳を作るのか
・陳詩遠 なにがなんだか 第一回
チャリの鍵を有り得ないペースでなくし続けている/他2編
・伏見瞬 蓮實重彥論 第一回
蓮實重彥を迂回する
・友田とん 取るに足らないものを取る 第一回
マティス展とマジック
「可笑しさで世界をすこしだけ拡げる」をモットーに活動する、ひとり出版社、代わりに読む人では、読む/書く人々の試行錯誤の場となる公園を目指す文芸雑誌『代わりに読む人』を刊行しています。これは編者、著者、制作者が一年近くを掛けて制作し、完成度を高めていく公演でもあります。本誌はその別冊として、よりフットワーク軽く試行錯誤する小さな実験室です。『試行錯誤』を年数回発行する予定です。実験を繰り返すなかからこれまでにはない形の本が生まれていくように取り組んでいきます。試行錯誤の性格上、うまくいくものもあれば、うまくいかない試みもあるでしょうが、そうした試行錯誤のプロセスや悲喜交々を味わい、その中から何某かが徐々に顕れてくるのに立ち会っていただけたら幸いです。(「試行錯誤のはじめに」から)