『本屋・生活綴方のつづりかた#0』
著:中岡祐介
出版:生活綴方出版部
判型:B6(文庫)判(少し小さめ),リソグラフ印刷ホチキス留中綴じ,40頁
本体:700円+税
ーーーーーーーーーー
神奈川県横浜市妙蓮寺駅の駅前商店街の一角にある「本屋・生活綴方」。地場にある石堂書店向かいの別屋としてスタートした同書店の始まりを、主催者が綴った記録。
面倒くさく、譲れないところがある。そういう本屋の序論。
冒険研究所書店のエッセイはコチラ
https://habookstore.shop/items/6385b5dbf405a1275b4aa20e
生活綴方出版部の本はコチラ
https://stores.jp/search?q=%E7%94%9F%E6%B4%BB%E7%B6%B4%E6%96%B9&store=mardock
(以下、出版元の紹介文から引用)
ぼくも、自分でつくってみたい。でも、場所が必要だ。それなら、ここを本をつくることができる本屋にしたらどうだろう? 本を売るだけでなく、つくる。ただつくるだけでなく、この本屋に集まるひとが本を書く。そうしたら、この場所はとても豊かなものになるはず。
本書は2021年11月と翌年5月に生活綴方出版部で発行した雑誌『点綴』『点綴2』に寄稿した文章を加筆修正してまとめたものである。それらの雑誌は人気が高く、見本を置いているだけでほしいというひとがいるのに、2〜3年前の情報だからどうしても内容が古く、そのまま再版する気にはなれなかった。一方で、本屋・生活綴方が成立した経緯や、「店番」「本をつくる本屋」の観点から、どんなお店なのか興味をもってくれるひとがいて、いちから全部お話しするのは面倒でもあり、必要性を感じていた。自分たちでつくった本を携えて全国各地のイベントに出店することが多くなったのでなおさら必要になってきた。そういう後ろ向きな気持ちで書き直し、編み直し、刷り直したものだから、完成度に難があることを先にことわっておきたい。