本を抱えて会いにいく
著:橋本亮二
出版:十七時退勤社
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十七時退勤社、社長こと橋本亮二さんによる日記的エッセイ集第二弾。
普段の仕事である出版社の営業として、あるいは個人的に。トートバッグに本を(それは読んでいたりその場で買ったりしたもので)入れて、ぐるぐるまわる日々。
本と本屋と本屋さん。それ以外の日常も、もちろんあるけれども、そういう日々は幸せだなぁとつくづく感じられる。
第一弾「うもれる日々」の展示の様子(という程の日記)や、読んだ本のリストも付記。人の読書リストってどうしてこんなに楽しいのでしょうね!
“兄ちゃんは高校球児であった。弟から見ると、レギュラーをとっていて然るべきと思っていたのだが、そうではなかった。(...)最後の打者のとき、タイムがかかり代打が予想された。三年間の最後となるのだ、結果はいいから思いっきりバットを振ってほしい。しかし、ベンチから飛び出してきた兄はバットを持っておらず、ヘルメットをかぶりベースへ向かって駆け出した。代走であった。
そのまま試合は終わり、兄の夏は終わった。”
2020.11.22
第一弾『うもれる日々』
https://habookstore.shop/items/5dde7d424fb6c704b15909cc