雲ができるまで
著:永井宏
発行:信陽堂
判型:B6変型判(177×117×20mm)、304頁
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永井宏さんの同名著作が復刊。ギャラリーでの出来事や日々の生活、あるいは空想を綴った散文集。
初版からは25年が経っていますが、みずみずしい読後感は変わらず。同時に、90年代の雰囲気も確かにまとっており、変わるもの/変わらないものが同居する様は復刊の醍醐味とも言えます。
著者既刊の
『サンライト』
https://habookstore.shop/items/5f3fd03f8b4f200d621bdd26
『愉快のしるし』
https://habookstore.shop/items/5fe49e6cda019c0f7b9c95ca
も合わせてどうぞ。
(以下、出版社案内より抜粋)
舞台はアーティスト永井宏さんが湘南・葉山のはずれで
1992年〜96年に運営していた〈サンライト・ギャラリー〉。
永井さんの「誰にでも表現はできる」という言葉に背中を押されて、
海と山に囲まれた湘南で、バブル以降の新しい価値観を求め、
自分らしい生きかたを模索する若者たちが集い、
この場所からたくさんの才能が巣立っていきました。
クウネル、天然生活、アノニマ・スタジオなど、
2000年代に次々に生まれた〈暮らし系〉メディアの担い手たちに愛され、
影響を与えつづけた永井宏さんの初期作品、待望の復刊です!
誰にでも表現はできる。
ぼくたちの暮らしが
ひとつの作品になるんだ。
身のまわりの小さな出来事を見つめることで、
日々の暮らしがかけがえのない豊かな時間に変わる。
ささやかでも自分で表現するということは、
生きている実感を人まかせにしないということで、
それが自分の人生を愛する方法になる……