発行:ルチャ・リブロ
デザイン:H.A.B
A5版・束8mm
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奈良県東吉野村に佇む人文系私設図書館ルチャ・リブロ。そこにある本を、利用者+司書の青木夫妻が好きに選書し、その思い出とともエッセイを寄稿しました。
ルチャ・リブロについては、青木夫妻の著作『彼岸の図書館』(夕書房)を参照ください。二人が山奥の東吉野村に「引っ越し」、図書館を開くまでの展開を、当時行われた多くの人との対談を通じてなぞっていく本です。
そのルチャ・リブロのZINE、『ぶっく・れびゅう』
れびゅう本は21冊、全104ページ。厚いです。
青い表紙からサーモンピンクの鮮やかな見返しがのぞきます。表紙デザインは某れびゅう雑誌の創刊号をオマージュしました。たいへん古風で学術誌/紀要のような仕上がりになりました。マットニスがいい感じに効いてます。
本は全てルチャ・リブロの本棚から選ばれたもの。なんとなく全体感があり、選書自体から図書館の雰囲気が察せられるものになりました。
寄稿者は、青木夫妻とともに、新聞記者、図書館員、研究者……と多彩。ですが、そんな肩書きはともかく、一読者と図書館員の本としてみていただけると嬉しく思います。