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(サイン本)くるぶし 町田康歌集

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歌集『くるぶし』 著:町田康 出版:COTOGOTOBOOKS 判型:四六判上製、三方小口印刷、全面箔、192頁 ーーーーーーーーーー 出版社COTOGOTOBOOKSから発行される一般流通書籍第一弾。最初の作品となる本書は、町田康さん初の歌集。 大胆な全面箔、三方小口塗り。見返しの色味も◎。調和と混乱が同居するモノとしての存在感。 (概要) 諦めろおまえは神の残置物祈りとしての恥を楽しめ ── 町田康、初の短歌集。書き下ろし全352首を収録。 ◆ 戀人を山に埋めて音樂は四日前から村に漂ふ 花活けて横に巻き寿司現代詩捨ててしまつた夢の置き床 突き指が趣味だと言うたあのひともいまは入間でゴミを食べてる 気い狂てアキレス腱をわがで切り這うて行こかな君の近傍 阿呆ン陀羅しばきあげんど歌詠むなおどれは家でうどん食うとけ 迷惑か? 俺は男だマンナくれ夏場体調崩すかもです 352首の調べとスピードに必死でしがみつきながら読んだ後に残るのは、これまでとは少し、しかし確実に違って見える世界と自分自身。笑いにひっぱられて油断していると、とんでもないところに引きずり込まれてしまいます。 町田さんの言葉を受け、本をデザインしてくださったのはサトウサンカイ・佐藤亜沙美さん。 うねりのなかから浮き上がり、いまにも暴れ狂いだしそうな言葉たちをねじ伏せる大迫力のタイトル。 それらを箔のみで表現し、さらには、三方を小口染めすることで、モノとしての強度を高め、ただそこに置かれているだけで異様な狂気を放つ一冊に仕上げてくださいました。 (町田康) 昭和三十七年、大阪府堺市生。作家。高校卒業後、歌手を経て平成八年小説に転じ現在に至る。

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