



『雑談 OF THE DEAD』
著:柿内正午+ Ryota
出版:零貨店アカミミ
判型:182mm×128mm、140頁
*早期購入(初回出荷)特典:撮り下ろし対談視聴コード
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ポイエティークRADIOの相対的(不)人気コンテンツ、『雑談 OF THE DEAD』が待望(本当)の書籍化。
ラジオ上で不定期で行われたゾンビ映画についての対談を完全収録。ゾンビという人を選ぶコンテンツ、そして、単発週刊ラジオという媒体の特性上、回数を増すごとに再生数は減っていったらしいのですが、その面白さはますばかり。
店主はゾンビ映画を全く見ない(見れない)タイプですが、話を聞くのは本当に面白かった。それは映画というコンテンツ、ゾンビの歴史的背景、そして現代社会への接続、あらゆる状況を飲み込んで雑多に語った対談、活字だともっと楽しめる雰囲気すらあります。
ご期待ください。
(以下、出版元の紹介文より引用)
ゾンビ映画をめぐる雑談集。
ポッドキャスト「ポイエティークRADIO」で繰り広げられたゾンビトークを書籍化。
『恐怖城』からロメロの諸作品、そして『セーラーゾンビ』まで。
サブカル的教養主義でもなく、ただ恐怖を消費するのでもなく、ひたすらに作品を読み込んでお喋りすることで見えてくる、作品と深く向き合う楽しさと喜び。
■推薦のお言葉
人は何故ゾンビにこうも惹かれるのか?それは彼らの不条理さに尽きるだろう。突然豹変して襲いかかってくる家族や友人にただ喰われるのか戦うのかという非情な選択。嫌悪し恐れつつもその非常事態にスクリーンのこちらでわくわくしている私たち。遠く呪術の一つから始まったゾンビは今や走りだし喋って恋までするけれど、その本質はただ存分に人の肉を喰らうこと。羊のゾンビまで登場して最早何でも有りのゾンビ世界を全六回に渡ってあらゆる視点から語り続けた柿内正午さんとRyotaさんの熱いトークがついに一冊の本になりました!長い歴史と時代や社会を残酷に時にド派手に越えてゾンビたちはこの先一体どこへ向かうのか?
(武塙麻衣子『諸般の事情』)
本書は〈清潔〉で〈グロくない〉、「読むゾンビ映画」だ!
ゾンビ映画は「社会問題を包摂」しており、「考えさせられる」らしい……わかっちゃいるけど食指が伸びない。教養のためと言い聞かせて無理に鑑賞しても、内臓、血液、いまにもスクリーンを超えて漂ってきそうな腐臭に、思わず白目を剥いてえずいてしまう。そんな生理的反ゾンビ党員たちもひとたび本書を読めば、柿内さんとRyotaさんの優しい語り口で、ゾンビ映画の深淵へと誘われることになるだろう。貴方も二人の語りに耳を傾け、ゾンビ映画が放つ魅力と生理的嫌悪感の狭間で引き裂かれよう!
(わかしょ文庫『うろん紀行』(代わりに読む人))
「雑談・オブ・ザ・デッド」の味わいは、狂言「附子」のそれに似ている。
桶の中身は知らずとも、二人が桶の周りをグルグルまわり、その魅力をワイワイ話すのを聞く内に、いつのまにか私たちまでゾンビという附子を味わってみたくなっているのだ。
(青木海青子私立図書館ルチャ・リブロ司書)