アルテリ 十二号
出版:アルテリ編集室
A5版・並製
装画:坂口恭平
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熊本・橙書店を編集室にして発行される文芸誌「アルテリ」。
十二号の刊行です。
挿画は前号に引き続き坂口恭平さん。アルテリといえば猫、という方も多いのではないでしょうか。今回は正面から猫。裏表紙も素敵です。
前号に引き続き1967年頃の石牟礼道子さんの日記に加え、渡辺京二さんの1970年頃の日記も。巻頭は池澤夏樹さん。
“たった一本の木にこれだけなぐさめられるのだから、人間のやることなんて自然には到底およばない。それでも人の営みをやめるわけにはいかないから、それぞれの困難をなんとかやり過ごしている。”
本書 P.154-155
【目次】
外から来るもの 池澤夏樹
石牟礼さんが四十だ 伊藤比呂美
目録② 石牟礼道子
朝あけは静かに 大津円
日記抄① 渡辺京二
会社部 坂口恭平
ひきだしの中 吉本由美
夜行 川野太郎
空襲のこと 黒田征太郎
ふたりの聞こえるひとを産み育てその傍らで思うこと 盛山麻奈美
あの日々は続く 土方正志
おとうさんの梅の木 浪床敬子
夜の公園 磯あけみ
くらやみにひかる月 田尻久子
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