『差異と重複』
著:柿内正午
発行:零貨店アカミミ
判型:A5判,780頁,二段組
★柿内正午が「本から始まる」を連載する「H.A.Bノ冊子」最新号が特典として付いてきます(冊子は当店オリジナルの購入特典であり、本商品だけでなく他の本を買っても付いてきます。詳細はこちら→https://habookstore.shop/news/5c6fa02d68702444d5791334)
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当店発行の日記本『プルーストを読む生活』(H.A.B)、の翌日から始まる日記である『町でいちばんの素人』(零貨店アカミミ)、の翌日から始まる『あまり読めない日々』(零貨店アカミミ)、に続く柿内正午日記本の四冊目。
2021年、2022年の日記が上下で並走する試み。月毎に、あるいは年ごとに2回めくっても良い。
『プルーストを読む生活』の768頁を超える、お得な仕様。
(以下、出版元の紹介文より)
並走する二つの日記。
停滞と変容の諸相。
どうでもよくない、代わり映えしない毎日。
A5判、780ページ。二段組。
2021年と2022年の日記が並走する大きな日記の本。
図体ばかりデカくて内容の大したことなさはいつもどおり。
大したことない日々は、どうでもよくはないのです。
「自分の日記を読み返しているうちに、もっと書かなくちゃなという気持ちが湧いてくる。この頃の僕は書けない読めないとぼやきつつもなんだかんだ結構読んでいるし書いているのだ。今の僕の方がずっと読めていないし書けていない。この数週間も、後で読み返すときには結構読めてるし書けてるじゃん、と感じるのだろうか。今回ばかりは、そうでもない気がするんだよなあ。というこれもまた、毎回思っていることなのだけど。一日として同じ日はない、というあまりに当然のことすらなんだか忘れてしまうようで、日記を読み返すと、確かに全部ちがう日だなあということと、とはいえ同じような日ばかりだということがよくわかる。同じようなことの繰り返しでも全く同じということはなく、その微妙な差異が積もり積もっていつのまにか見知らぬところにまで辿り着いていたりもするのだ。」(本文より)
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