



発行:エクリヲ編集部
判型:A5版変形(210×142×17)
2020年5月刊
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毎号、映画、音楽、美術、文学。カルチャーを横断しながら批評をつむぐインディー雑誌。通算12号。
特集Ⅰ「ポストクリティーク――いま批評には何ができるのか」 特集Ⅱ「“異物(オーパーツ)”としての3DCG」
毎号、POPなテーマながら歴史的文脈も踏まえながら現在につなぐような企画が多い印象。
批評誌としてその意味を再確認していくような第一特集と、とてもいまよ読みたい、3DCGの作品性について。
二巻発売間近の『三体』批評も第二回。
(以下目次*公式サイトより抜粋)
Ⅰ ポストクリティーク いま批評には何ができるのか
《Critique》
批判の行方:勝田 悠紀
《Interview》
石田 英敬
いま批評はいかにして可能か――サイバネティクス・フーコー・情報資本主義
《Critique》
『クリティークの限界』序論:リタ・フェルスキ(勝田 悠紀訳)
パラノイア的読解と修復的読解、あるいは、とってもパラノイアなあなたのことだからこのエッセイも自分のことだと思ってるでしょ:イヴ・コソフスキー・セジウィック(岸 まどか訳)
批判はなぜ力を失ったのか――〈厳然たる事実〉から〈議論を呼ぶ事実〉へ:ブリュノ・ラトゥール(伊藤 嘉高訳)
批評の消息――消極的合法性からの脱出:大橋 完太郎
Ⅱ “異物(オーパーツ)”としての3DCG
《Interview》
小川 絵美子
メディウムとしての3DCGと、これからのアート・アニメーションについて
クリエイターインタビュー
山形 一生『窓から見える』
谷口 暁彦『Art Speed : the contemporary art racing simulator』
Nikita Diakur『Ugly』
《Appendix》
“異物”としてのCG年表:福田 正知
異物(ルビ:オーパーツ)・コレクション:高井 くらら、横山 タスク、福田 正知
《Critique》
アニメーションの歴史からみたVTuber――アニメーションとみなすことの意義:田中 大裕
運動する「けもの」たち――日本3DCGアニメの遺物としての『けものフレンズ』:横山 タスク
etc.
連載 〈三体〉から見る現代中国の想像力 第二回
未来は否定から生まれる――『三体2:暗黒森林』について:楊 駿驍
批評書レビュー
赤坂太輔著『フレームの外へ――現代映画のメディア批判』(選・伊藤元晴)
平倉圭著『かたちは思考する――芸術制作の分析』(選・佐久間義貴)