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本屋がアジアをつなぐ

1,870円

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ころから・発行 価格:1700+税 188×148×15mm ーーーーー 店主、超おすすめ。いままとめるべき、本屋とアジア。 (別で書いた店主の書評をどうぞ)  元は東京/中日新聞に連載された原稿を加筆修正して、追加取材も加えてまとめた本。アジア、という枠組みで、沖縄~台湾~韓国~香港、といった地域を周り、神保町にある韓国本の書店「チェッコリ」など、関連する本屋や人、出来事などを追ったルポルタージュです。いまからバカみたいなことを書きますけれど、ただただ「アジア」はつながっているんだ、と。そんな当たり前に気づきます。日本統治時代の歴史が色濃く残り、それをきっかけに現在までつながっている本の交流があり、かつての日本が、あるいはいまの日本が? そうであるように言論統制との戦いがある。80年代まで強い統制のあった韓国、台湾や、いま現在もそうである中国・香港の本屋の言葉は対岸の火事とは思えません。でも、それでも、一番感じ入るのは、日本と変わらずみんな「本屋」であること。同じ思いで本を売っていること。あらためて、本屋の仕事を振り返るきっかけにもなりました。(ので、ぼくはいま結構自分の立ち位置を振り返り中です)  そういう本なのですが、ぼくは著者の石橋さんの文章を読むのが好きで、著作は全部読んでいると思うのですが、どういうところが好きかと言うと 「台北市の誠品書店敦南点という24時間営業の大型書店で、朝まで過ごしてみた。現地の人びとに混じって、床で座り読みを堪能してみようと思ったのだ。」(本書p15) というところです。バカみたいに、愚直に、その場に居て、感じたことを書く。それはある種、客観的な文章ではないのですが、こんな取材の仕方をする人の書くものが信頼できないはずがない。レポートではなく、ルポルタージュ。石橋さんの感じたことが、石橋さんの文章で書いてある。今回も、とてもおもしろかったです。

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