100年かけてやる仕事 中世ラテン語の辞書を編む
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100年かけてやる仕事 中世ラテン語の辞書を編む

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『100年かけてやる仕事 中世ラテン語の辞書を編む』(小倉考保、プレジデント社) 1913年に始まって、2013年に完成、2014年に後作業などを終え完了した、101年に渡る辞書づくりのプロジェクト、それを追ったドキュメンタリー、というか、思索の旅です。著者は「市場原理で効率を優先する社会」だと感じるいまの日本において中世ラテン語辞書プロジェクトに「長い時間をかけて、ゆっくりと少しづつ人々がつくり上げてきたものの中には、数字は測れない重要性がある」と思って、「僕の興味はラテン語や辞書そのものにあったわけではない」けれど、「どんな生き方、働き方が人間を幸福にするのだろう。中世ラテン語辞書作成に携わった人々を訪ねた時間は、僕にとって生き方、働き方へのヒントを求める旅だった」、とこの本をスタートさせています。 が、まだそんなところにいるのぉ、まじかぁ、もうぼく、そういうものからずっとずっと離れてきて、だからいま本屋やっているんだよなぁ、みたいな感じでその辺ぜんぜんわかり合えないスタートw、だったのですが、ぼくが、ぼく個人が楽しんで読んだのは逆に「ラテン語や辞書そのものにあった」のでした。だって辞書づくりですよー、楽しそうじゃないですか! 著者が巡る中世ラテン語の歴史、当事者たちへのインタビュー。それはとてもしっかり、予備知識を補足していただきながら、丁寧にまとめられています。日本に戻ってきてからは大修館書店など、実際に日本語の辞書作りに携わっている人にも話を聞きに行きます。なんと松岡正剛さんや、河野通和さんにも。その、おもしろさ、ゆるさ、たぶんもう今後実生活では使うことがないだろうラテン語の知識、そういうものをふんだんに楽しみます。あぁ、やっぱりことばに触れている人の話はいいなぁ。